この記事を書いている現在2025年5月中旬、週末ごとに低気圧がやってくること4週連続!私はいつになったらテント泊に行けるの?キィーーー!という状況が続いています(笑)
テント泊のお楽しみと言ったら、私はやっぱりテン場での山ごはん+お酒でしょうか😊 2023年にテント泊をはじめてまだ日は浅いですが、忘備録を兼ねて1年ごとにテント場で楽しんだ山ごはんを紹介しようと思います!
はじめてのテント泊 三条の湯で温泉三昧
2023年 4月1日~2日 一泊二日テント泊
私のテント泊デビューは、雲取山の麓にある三条の湯。
奥多摩駅からバスにゆられて「お祭バス停」へ。ここから長い長い後山林道を歩き詰め、その先にあるのが三条の湯。日帰り山行とは桁違いに重いザックを背負い、林道を含め3時間以上も歩く道のりは、初心者にはなかなか辛かった記憶があります。


三条の湯はなんといっても、温泉に入ることができるテント場!もうほんっとに最高でした。
午前中にテント場入りし、設営後はまったり自由時間。お昼ごはんは、三条の湯名物のジビエカレーをいただきました。なかなか美味しかったです。


夕食 たまごトックスープ

沸かしたお湯にトックと卵スープのフリーズドライを2個入れたら即完成!トックが煮えるのにかかる時間は30秒程。日本の餅と比べると早くて助かります。
100gあたりのカロリーをみると、トック218㎉・餅223㎉とほぼ互角で、腹持ちも良いです。
うるち米を原料とするトックは餅とは違い、煮崩れしにくくつるんとコシのある歯ごたえも大好きポイント。

この日の夕食は、このトックスープと残りの行動食を食べて終了。
翌日は下山するだけのお気軽なコース設定をしていたこともあり、少な目でも大丈夫だろうと考えていましたが少なすぎた!計算してみると夕食だけで380㎉ちょっと。結局深夜に目が覚めてしまう原因にもなり、反省!このことから、次回以降は大まかなカロリー計算をするようになりました。
奥多摩 七つ石小屋テント泊
2023年5月5日~6日 一泊二日テント泊
2回目のテント泊は「しっかり自炊」がテーマ。
前回より重いザックを背負いどのくらい歩くことができるのか、トレーニングもかねて奥多摩の七つ石小屋でテント泊です。鴨沢バス停から入り、途中の七つ石小屋で荷物をデポすればよかったものの、意地でそのまま雲取山を目指し、、、途中挫折w
早々に雲取山は諦め、テント場に戻ることを決意!(笑)
昼食 無印良品のちらし寿司
5月の新緑まぶしい石尾根はとても気持ちが良く、遠く富士山を眺めながら奥多摩小屋跡地でお昼ごはん休憩をとりました。


無印良品のちらし寿司の素&錦糸たまごのトッピングで簡単ちらし寿司!
時間はたっぷりあるので愛用の山フライパンで炊飯をしました!
お米は前日に“洗い米”状態にして持ち運んだので、浸水時間ゼロで即炊飯。いつも通り炊飯はうまくできたし、事前にこの無印良品の混ぜご飯の試食もしていたのですが、まさかの落とし穴が…。
すっごい疲れているせいなのか、混ぜご飯のすし酢があまり美味しく感じない…(T_T)
お昼はさらっと食べられて高タンパク質なメニューにしようと思いました。要改善。
夕食 鮭の炊き込みご飯


夕食は…また米!(笑)
パスタよりパンより、ごはんが大好きなんです。
昼食のタイミングと違い、やはりお腹が空いていたので米で正解でした。この米も“洗い米”でジップロックに入れて持ち運び。鮭は家で焼いて冷凍。永谷園のお吸い物の素を入れて、炊き込みご飯風に仕上げます。おかずはウインナー。フリーズドライのスープも添えました。

お腹いっぱい白米を楽しんで、満足満足♪
やはりこのぐらいは食べないとな~と改めて思いました。
事前準備の段階でカロリーを計算すると、昼食700㎉・夕食715㎉程になり、おやつに餅ぜんざい+トレイルミックスなどの行動食を含めて総摂取2000㎉を目指しました。実際には、餅ぜんざいは食べなかったので目標カロリーは摂取していませんが、しっかり食べた充足感が気持ちの安定に繋がった気がします。強いて言えば、やや糖質に偏り気味なのが気になるポイント。
朝食 コンビニおにぎりでお茶漬け
朝食は、出発日の朝にコンビニで買ったおにぎりでお茶漬けです。サラッと食べられて、ホッと温まれるのでおススメ。
雲取山へはたどり着けませんでしたが、自然の中にいることを心から楽しめたテント泊でした。

上高地 徳澤園テント泊
2023年7月22日~23日 一泊二日テント泊
憧れの上高地!今回は、ピークを目指さないテント泊。
大正池から河童橋・明神池を巡り、テント場の徳澤園を訪れました。



夕食 イヅツワインとビーフシチュー
MYテントから明神岳&前穂高岳を望むポイントで設営。
今夜のお供は、河童橋付近のお土産屋さんで購入した、井筒ワインの白。コップ付きなのがありがたい。


準備段階からワインの購入は絶対だったので、赤にも白にも合うように、アマノフーズのフリーズドライシリーズからビーフシチューをチョイス。もちろんお湯を注ぐだけの簡単工程ですが、これ、フリーズドライとは思えない本格クオリティーにビックリ!
フランスパンは700kcal分ほどカットして持ち運びました。

焼いて食べるチーズ・カチョカバロ!超うまーっ✨
チーズが溶けだしたら、その表面に「ほりにし」を振りかけてみました。チーズのまったり感にアクセントが加わってイイ感じ。お好きなハーブソルトを振りかけてみて下さい。結構な量を持ち込んだはずのフランスパンが、あっという間に尽きていく…(笑)
余談ですが、この翌日の目覚め・体調がとても良かったことをうけ、後日にわたり考察した結果、「脂質」が良かったのでは?という仮説が浮上。テント泊の食事or行動食になるべくチーズ系を取り入れるようになりました。
朝食 カスクート

パンにマヨネーズを塗り、ハムとチーズを挟んだだけのシンプルな組み合わせですが、これが不思議と美味しいんですよね~。ブラックコーヒーとの相性もめちゃくちゃ良い!結構ハマりました(笑)
中央アルプス 木曽駒ケ岳テント泊
2023年8月11~12日 一泊二日テント泊
4回目のテント泊は千畳敷カールで知られる中央アルプスの名峰 木曽駒ケ岳へ!

夕食 アルファ化米チャーハン
個人的にアルファ化米は尾西一択なのですが、賞味期限切れのアルファ化米があったので美味しく調理!
このアルファ化米はどうしても口に合わない…ので、山フライパンでアルファ化米を炊飯しました。炊き上がったら卵&ザーサイ&桜えび&ゴマで炒めてチャーハンの完成!ザーサイと乾物のおかげもあって、だいぶイケる感じに仕上がったと思います。


↓口に合わないアルファ化米があったら、ぜひ炊飯を試してみて下さい。
朝食 またカスクート
上高地のテン泊でハマったカスクート再登場。コーヒーに合うし、簡単だし美味しいし! テントから眺める朝日がとても綺麗で感動しました。




2日目は撤収後に木曽駒ケ岳から濃ヶ池をまわりロープウェイ駅へ。大小の岩がゴロゴロとした道ばかりなので、重いザックを背負ってバランスを崩さないよう結構気を使って歩きました。
この日はちょうどペルセウス流星群のタイミングと重なっていたこともあり、夜の星空観測にも期待をして訪れました。深夜、テントから顔を出してみあげた満天の星空と天の川は今でも忘れられません。是非一度は訪れたいおススメのテント場です!
八ヶ岳 黒百合ヒュッテテント泊
2023年9月2日~3日 一泊二日テント泊
5回目は八ヶ岳の黒百合ヒュッテでテント泊。
今回のひそかなミッションは、自己最高標高地点(黒百合ヒュッテ2400m)での炊飯!
基本的に、高地での炊飯は難易度があがります。それは標高が高いほど気圧が下がるため、水が100℃よりも低い温度で沸騰してしまい、炊飯に必要な高温が得られないから。すると米が硬く炊き上がったり、芯が残ってしまうことがあります。


夕食 枝豆と焼き鯖の炊き込みご飯
高地での炊飯のポイントは、あらかじめ米にしっかり水を吸わせることだと思います。なので今回も、生米をあらかじめ“洗い米”状態にして保冷しながら持ち運びました。
サバは食中毒予防のために焼いて冷凍。枝豆は鞘付き約100gを軽くレンチンして鞘から出してきました。味付けは塩小さじ1/2。


美味しく炊きあがりました。これはミッション成功!
味付け的にはもう少し塩多めでも良かったな~。もしくはヒガシマルの粉末だしでもOK!フリーズドライのスープを添えて、とても満足感のある夕食になりました。
高地での炊飯のポイントにもう一つ付け加えると、ユニフレーム山フライパン(深型)で炊飯の記事にも書きましたが、クッカーにジャストフィットするフタを用意することかと思います。蒸気が漏れてしまうと、クッカー内の蒸気圧が下がり、高温を維持することが難しくなってしまいます。
余談…テント泊ではクッカーを洗うことができないのでフライパンシートを敷くことがほとんど。ネットだとスーパーではあまり見ない大容量のお徳用があるのでおすすめ♪

朝食 フォカッチャとトマトスープ
今回はフォカッチャ!トマトスープにコーヒー付きです。
フォカッチャをフライパンで温めると、香ばしい香りともっちりした食感が際立ちます。ちょっとリッチな気分♪



一日目に東天狗岳や天狗の奥庭をめぐり、二日目はにゅうを経由して稲荷湯へ下山。結構歩いたなぁ~!最後に温泉に入れるのはすごく良かったです。
雲取山へ!紅葉の三条の湯テント泊
2023年11月3日~4日 一泊二日テント泊
4月に三条の湯からはじまったテント泊ですが、2023年ラストも三条の湯へ!今回は二日目に雲取山を目指します!


昼食 あんバタートースト
前回は山小屋のジビエカレーをいただきましたが、今回は自炊!
軽く焼いたフランスパンに、あんことバターをのせるだけ。これがめちゃめちゃ美味しかった!あんこはチューブタイプでも良いかも。

夕食 佃善「じゃが豚」のお鍋
北海道物産展で売られていた佃善の「じゃが豚」を使って山ごはん!

千切りにした野菜やきのこを入れて、お鍋のようにいただきます。ごはんと卵は、〆の雑炊用。


味付けは付属の濃縮スープがあるのでとっても簡単。じゃが豚はとってももちもちしていて食べごたえ十分!〆は雑炊に。

朝食 餅ラーメン

二日目はいざ雲取山!しっかり糖質をチャージするため、朝食は餅ラーメン。
180mlの水をよく沸かし、切り餅2個(あらかじめ1個を4等分に切っておく)を投入。30秒程 餅が底にくっつかないように混ぜたら、火を止めて2分間放置。これで餅に火が通ります。その後、お椀らーめん1個を入れて少し温めたら出来上がり!
水が沸騰する前に餅を入れたり、餅を入れたまま煮すぎると餅がベチャベチャになるので注意です。 この余熱を使って餅を煮る方法なら、餅を焼くより簡単に早く食べられるのでオススメ!


予定通り二日目は雲取山へ向けて出発。お天気にも恵まれ、紅葉や富士山に励まされるように山頂へ。やればできるじゃん!と自分を褒めてあげたくなりました。紅葉の石尾根は本当に絶景!今度は雲取山山頂でのテント泊が目標です。
2023年テント泊のごはん記録はこれで以上♪
ここまでお読みいただきありがとうございます!