これが純米酒?!フルーティーさにビックリ!白ワインと日本酒のいいとこどりな一本
日本酒データ | 2025.5.02 |
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銘柄 | Hakutsuru Blanc |
特定銘柄 | 純米酒 |
蔵元 | 白鶴酒造株式会社 |
原材料 | 米、米麹 |
精米歩合 | 78% |
アルコール度数 | 8% |
購入価格 | 548円 (300ml) |
個人的おすすめ度… | ★★☆☆☆ |

低アルコール日本酒 3本目は天下の白鶴から!
年齢とともにアルコールに弱くなっている自分を認めたくない今日この頃…(笑) それでもやっぱり日本酒が飲みたい!ということで手を出し始めている「低アルコール日本酒」!
1本目は京都 増田德兵衛商店の『抱腹絶倒』
2本目は京都 丹山酒造の『飯櫃(ぼんき)』
まだ2本しか飲んだことはありませんが、個人的には…甘酒を濾したような甘味の強い低アルコール日本酒は苦手かなと思っています。
その為、ひたすらに甘かった抱腹絶倒は★1と評価が低いですが日本酒×甘いつまみのマリアージュは面白く、2本目の飯櫃(ぼんき)は高評価で甘みと酸味のバランスが抜群でした。
そして3本目の今回は、天下の白鶴が2019年に発売した「Hakutsuru Blanc」(白鶴ブラン)!
当初は飲食店専用の日本酒として発売されたものの、好評を受けて2023年に一般発売となったそうです。日本酒用酵母とワイン用酵母のハイブリッド酵母を使用している点が特徴で、公式サイトには「通常の日本酒には含まれない爽やかでフローラルな香りを実現しました」とあります。
果たして、どんな味わいなのか…わくわく!
鯛のアクアパッツァと白鶴ブラン

白鶴の公式サイトによると、相性の良い料理としてチーズや白身魚のカルパッチョ、鶏肉のトマト煮込み、ジェノベーゼパスタがあげられています。…私これ、なぜかカルパッチョとアクアパッツァを勘違いしていました(笑)
まぁまぁ、気を取り直して、しっかり冷やした白鶴ブランをいただきます!
…ん!まず香りが爽やか!柑橘を思わせるような爽やかな風味、なめらかな酸味が印象的でめちゃめちゃフルーティー!低アルにありがちな甘酒をほうふつとさせる甘みというより、日本酒由来のコクが前述の酸味と一体化して、サラッとした軽やかな甘さに感じます。これこそまさしく白ワインテイスト。
いまいち原理は分かりませんが、ハイブリッド酵母恐るべし…!
私としては、とても興味深く面白い日本酒だと思い★3をつけたかったものの、夫婦で話し合った結果、今回は★2。
理由としては、やはりまだ「甘さ」が気になる…乾杯や食前酒にはいいけど、食中酒として合わせようとすると料理が限られてしまうように思います。私の勘違いで作ってしまったアクアパッツァとのペアリングはまずまず。公式がおススメする通り、塩味が効いたイタリアンとの相性が良さそうです。
とはいえ私としては、これは特に女子ウケが良いのでは?と思います。もし私が友人を招いてのホームパーティーを企画するなら、低アル部門として是非用意しておきたい一本。

日本酒カクテルのようにアレンジ前提で楽しんでも面白いのでは?と思い、飯櫃(ぼんき)の時のように輪切りレモンを入れてみると、やはりこれが結構おいしい。
輪切りレモンによって強調された酸味が甘みを軽減してくれるので、食前~食中にかけて長く美味しく楽しめます。クラッシュアイスを入れても面白いかも。
米と米麹だけで、こんなにもフルーティーな純米酒ができることにとても驚かされた一本。さすが白鶴。スーパーで気軽に購入できるのも優秀ですね。もし取り扱いが無い場合はネットでどうぞ♪