突然ですが私、お米(白飯)が大好物。幼児1人を含む3人家族の我が家では、毎月最低でも15kg~20kgのお米を消費しています…おもに私(笑) なので特にテント泊の夕食は、美味しい白飯が食べたくてしょうがない!愛用しているユニフレーム山フライパン(深型)で上手に炊飯できないものか…難しそうに思えた炊飯でしたが、思ったより簡単。かなり自己流ですのでご注意ください。備忘録も兼ねて試行錯誤した結果をまとめてみました。
【基本】山フライパンでごはん美味しく炊こう
道具の確認とお米の下準備さえバッチリなら、実際の炊飯の工程は3ステップ!
まずは道具の確認

炊飯時に使う道具は、ユニフレーム山フライパン(深型)・専用のフタ(山リッドSUS)・バーナーパッドMにバーナー(火器)です。他のフライパンでも炊飯の基本は変わりませんが、ポイントは、使用するフライパンにしっかりフィットした専用のフタを使うこと! バーナーパッドはなくても炊くことはできますが、バーナーの炎は一点に集中しがちで焦げ付きの原因に。全体に均一に熱がまわるよう、毎回バーナーパッドを使っています。
ちなみにこのバーナーパッド、ユニフレームの商品ですが2023年に生産が終了してしまったみたいです。しかし現在、折りたたみ&取り外しができるハンドルがついたバーナーパッドⅡとしてバージョンアップ!うっかり火傷した経験があるのでハンドル付きは便利!

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日帰り登山もしくは1泊2日のテント泊で炊飯をすることが多いのですが、なるべくクッカーを汚したくないので、クッキングシートを使っています。(注意!クッキングシートを敷くと、米が炊けていくときに聞こえる音が聞こえにくくなります。) 炊飯時には点火後約20分ほどは火をつけっぱなしにするので、場所によってはバーナーシートや火加減維持のために風よけもあると安心。
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下準備 米の浸水…[洗い米]のススメ

今回はお米1合を炊きます。炊飯において一番大事なのは米の浸水!この工程が不十分な場合、炊きあがりのごはんに芯が残ったりする原因になります。お米の浸水時間は、季節によって変動がありますが30分~1時間程と言われています。私は、山で炊飯をする際、お米を家で【洗い米】状態にして保冷しながら持ち運んでいます。日帰りハイクや一泊二日程度のテント泊山行ならもっぱらこの方法。米の中までゆっくりしっかり浸水されることで、標高が高い場所での炊飯でも失敗が少ないように感じます。加えて、山行の為にわざわざ無洗米を用意する必要がなくなるのもメリット。(料理研究家の土井善治先生が推奨しているご飯の炊き方を見て【洗い米】を知りました。ぜひ検索してみてください♪)
いざ山フライパンで炊飯 基本の3ステップ 10-10-10

浸水が完了したお米1合に対し水を200ml入れ、セットします。
ステップ1 強火で10分
点火したら、火加減は強火。この状態で約10分間加熱します。
ポイントは途中で蓋を開けないこと!フライパン内部の温度も圧力も逃げてしまいます。加えて最初のうちは、フライパンの真上に顔を近づけて、炊けてゆくごはんの匂いを感じ、その変化を覚えていくこと。野外での炊飯は平地と違い、気温がとても低かったり風があったりで火加減を一定に保つことが難しいことがあります。順調に炊けているかどうか、匂いである程度判断できると安心です。
個人的に目安としている嗅覚ポイント
スタート後4分半~7分…湯気が出始め、米の甘い匂い。~10分…最初は甘みの強い匂いだったのが、少し香ばしさを含んだ匂いに変化する。湯気多い。


ステップ2 ごく弱火で10分
強火で10分経ったら、ごく弱火にして10分加熱します。なんとなく心配性な気質が出てしまい、弱火にしきれないことが多々…😂 ごく弱火で大丈夫!写真よりも弱火で!今回はちょっと火加減が強すぎました。

嗅覚ポイントとしては、ごく弱火にして10分~…米の炊けるいい匂い。14分頃~20分…湯気が少なくなり、米の炊ける匂いもおちついてくる。
ステップ3 蒸らし時間10分
バーナーから降ろしたら、布にくるんで蒸らします。約10分。ちゃんと炊けているか気になりますが、ここでもフタは開けちゃダメ!最後の最後までフタを開けないよう、がまんです😊

完成&まとめ


おおむね美味しく炊くことができました!おこげもできます。お米の芯は全く残っていないのですが、ほんの少しだけ硬め。弱火にするタイミングでもっと弱火にできていれば完璧だったかな。このあたりは好みにもよりますが。野外で炊飯をする前にぜひ一度練習をしておくと傾向がつかめて安心です。炊き込みご飯を作る場合も、調味液が入ることで少し焦げやすくなりますが、基本の炊き方は変えずに作っています。
山ごはんだけにとどまらず、災害時にも有効なフライパン炊飯。ぜひお試しください♪
2025/1/20 追記
前回、弱火にしきれなかったので再度チャレンジ。


しっかり弱火にしたので、ふっくら炊き上げることができました。