2025年7月11~12日の一泊二日で挑んだ、はじめての富士登山。
山梨県側から公共交通機関を利用して五合目へ。
高度順応として御庭・お中道ハイキングを楽しみ、
吉田ルートで登頂を目指しました。
宿泊した山小屋は、七合目トモエ館。滞在した様子はこちらでまとめています↓
今回は、富士登山にむけて準備したものやパッキングについて、持っていって良かったもの・イマイチだったものなど、個人的な感想も交えた持ち物の考察です。
富士登山のための持ち物リスト
富士登山に向けた荷物のパッキングは「富士登山オフィシャルサイト」を参考に作成しました。
- 登山日 2025年7月11日-12日
- 宿泊 七合目トモエ館
- 御来光 8合目地点にて
- 天気 晴れ・曇り予報
富士登山オフィシャルサイトによると、山頂で御来光を待つ計画の人はより入念な防寒装備が必要になるそうです。ご自身が登るタイミング・目的・天気によって持ち物が変わってくるので、必ず「富士登山オフィシャルサイト」を参考に荷造りを進めてください。
参考までに、自分のために作成した持ち物リストがこちら↓
富士登山にむけた荷造り 衣類・装備品
1.衣類
7月上旬の富士山は、暑いのか寒いのか…服装選びはとても悩みました。
富士登山オフィシャルサイトによると、7月五合目の平均気温は15℃、同じく山頂は5℃とのこと。

中厚手のズボンにするか迷いましたが、大きな天気の崩れもなさそうだったので、2日間通して夏用の薄手長ズボン(モンベル クールパンツ)にしました。寒い場合は、セパレートの雨具を上から着る作戦です。
1日目は5合目~7合目トモエ館までの移動のみですが、暑さへの懸念から、インナーはモンベルのジオライン クールメッシュラウンドネックシャツで、その上に半袖Tシャツの重ね着スタイル。
2日目は日の出前からの行動予定なので、寒さ対策としてインナーを変更。モンベルのスーパーメリノウールMWラウンドネックシャツに半袖Tシャツの重ね着+ウィンドシェル。
結果的には、薄手のズボンで正解でしたし、行動着全般的に丁度良かった。
特に2日目、寒さ対策に持っていったメリノウールのインナーはかなりおススメ。ふわっと温かい着心地にも関わらず、吸湿速乾性に優れた素材なので汗をかいてもべたつかず、快適な行動に一役買ってくれました。

富士登山では、セパレートの雨具上下は必須アイテム。
ジャケットはモンベルで、ズボンはワークマン。
ワークマンのレインウエアは、透湿度も耐水性も申し分ないうえにお値段がお手頃!富士登山のためだけにレインウエアを買うのなら、ワークマンの選択肢もアリじゃないかな。

防寒着として、手袋・ダウンジャケット・ニット帽・ネックウォーマーを準備しました。
しかし、ニット帽・ネックウォーマーは使用せず…。ダウンジャケットと手袋のみで良かった。
山小屋到着後に使う着替えや防寒着などの衣類は、防水性能のあるスタックバックにまとめて詰め込みます。

そしてじつは今回、手袋をふたつ持っていきました。1日目はモンベルのクールフィンガーレスグローブで、2日目は中厚手の起毛グローブ。迷いに迷って両方持って行きましたが…結果的には、どちらも良かった!(笑)
とは言え、どちらか一方を選ぶのであれば・・・中厚手の起毛グローブかな。今回は1日目の行動時間が短く、フィンガーレスグローブは紫外線対策の意味合いが大きかったこともありますが、これはこれで1日目を快適に過ごすことができたので良かったです。


ライトシェルジャケットは、少し風が強かった2日目の山頂アタック時に大活躍。
余談ですが…富士山頂付近で、やたらと虫にたかられて驚きました。標高3700mにも虫がこんなにいるんだな~と思いつつ周囲を見渡すと、明るい色の上着を着ている人ほど、虫を払うようなしぐさをしている気がして…もしや花だと思われてるのでは?!と。
視認性の良さで黄色にしたのですが、ちょっと難アリかもw笑
2.装備品・ギア
ザックは、モンベルのチャチャパック35。かなり余裕があったので、30Lでもいけそう。
ザックに外付けされているのはヘルメット。

登山靴は、サレワのハイカットシューズ。
足元をしっかり支えてくれるフィット感がありながらも、足首周りをソフトに包んでくれる柔らかさにとても驚かされて購入した一足。岩場やテント泊の時は必ずこれ。
ハイカットの登山靴+長ズボンの組み合わせが良かったのか、スパッツを持って行きましたが装着せずとも砂が入ることはありませんでした。今回のルートにおいては不要だったかも。
3.衛生用品・その他

エマージェンジーシートや簡単な救急用品とモバイルバッテリー。
常備薬は、正露丸・ロキソニン・睡眠改善薬の3種類。季節によってはアレルギー薬を入れることも。
今回、目薬を忘れてしまいました。

やはり富士登山は、紫外線対策がとっても大事!
サングラス・帽子・日焼け止め・アームカバーなど…できる対策の全てをやっていくべし!
手持ちの帽子がキャップしかないため、首筋や頬の日焼けを防ぐためにこちらのフェイスカバーを急遽購入↓

接触冷感の生地は汗をかいてもサラッとしていて肌にべたつかず、首筋や頬がしっかり守られている安心感はやはり良かったです。
が!しかし、登山ではこれ、あまりおススメできない!(笑)
まず、装着方法。円筒状の布を頭からすっぽり被るタイプですが、簡単なようで意外と着脱が面倒。そして商品写真のように、円筒の上部に一周通してあるゴムを耳の上に引っ掛けて固定するのですが、すぐにずれ落ちる。眼鏡をしていると猶更。加えて、鼻の高くない私は、口元からすぐの距離に布が垂れ下がり、ふとした時に布が口に張り付いてきて、死ぬんじゃないかと驚くことがありましたw
急ごしらえの購入だったのでしょうがないですが、皆さんは是非もっと良いものを手に入れてください~!
小銭は20枚ほど用意。
念のためにカイロを持って行きましたが使用せず。

持って行った化粧品たち↑
左から順に、髪ゴム・無印良品 大判ボディーシート・メイク落としシート・ALLIE日焼け止め・キャンメイクフェイスパウダー・無印良品 オールインワンジェル。写真にはありませんが、別の場所にリップクリームも。
無印良品の大判ボディーシートは、これ一枚でからだ全体を拭き上げることができる優れもの。

日焼け止めを塗りたくっているので、一日の終わりにメイク落としシートでしっかりオフ。焼けにくいと定評のあるALLIEの日焼け止めは、やっぱり焼けにくいと思う。それに、ミニサイズだとお財布にも優しくて有難い。
テント泊の時などは日焼け止め+眉毛を書く+色付きリップクリーム程度のメイクで、今回も日焼け止めは入念に塗りましたが、眉毛は諦めた(笑) 見られてないでしょ!w
なんなら結局、SPF50のフェイスパウダーを塗りなおす想定で持っていきましたが一度も塗りなおさなかったwww

水は2ℓペットボトルを1本+水筒700mlを持参。
七合目トモエ館の夕食で、飲料水(500mlペットボトル)を頂けたこともあって1ℓ程余ってしまった。もっと荷物を軽くできたな~!
行動食のお気に入りは、フィットチーネグミ!
コーラ味も美味しいけどレモン味も良いですよ。硬めの噛みごこちと甘酸っぱさが丁度良くて、結構な頻度で持っていくおやつ。
ウィダーは、二日目の朝食。山小屋で出発準備をしながら水分とエネルギーをチャージ。これだけだと歩きだしてしばらく後にお腹が空くので、ミックスナッツをガーっと口に流し込みます。

持ち物の一覧には含まれていませんが、エア枕も持っていきました。

テント泊でなかなか眠れなくて悩んでいたときに、アドバイスをうけて導入したエア枕。それまでは、ザックやその他の代用品を枕として使っていました。
荷物を増やすことに抵抗がありましたが、たかが枕…されど枕!
なるべく安いエア枕を購入し、半信半疑で使ってみたら…快適すぎてビックリ!www
以後、テント泊の必須持ち物になりました。
使い慣れている枕の安心感はハンパないです。
Dellepicoのエア枕をテント泊等で使い始めて3年程経ちますが、わりと雑な扱いをしてしまっている自覚があるものの、壊れることなく現役。おおむね満足。
富士登山の持ち物に関して、ざっくりとした紹介ですが以上になります。お読みいただきありがとうございます! 今回の反省点は水を持ち過ぎたこと。山小屋で購入する割り切りも必要だと思いました。もし不明点がありましたらコメント欄へどうぞ。
富士登山にかかった費用
費用項目 | 金額 |
---|---|
入山料 | 4,000円 |
富士急行線(大月⇔富士山) | 3,000円 |
富士急 路線バス(富士山⇔五合目) | 3,000円 |
七合目トモエ館 一泊二日 | 11,500円 |
クリームパン&チャイ | 600円 |
トイレ代 | 400円 |
お土産・切手ハガキその他 | 3,710円 |
合計 | 26,210円 |
この合計金額に、最寄り駅から大月駅までの交通費をあわせたものが実際の経費。
これを高いとみるか安いとみるかは個人差が大きいと思いますが、富士登山という得難き経験は何物にも代えがたい、貴重な体験になりました。
富士登山にまつわる有名な言葉に「富士山 一度も登らぬ馬鹿 二度登る馬鹿」なんてものがありますが、私は積極的に「二度登る馬鹿」を目指したい!次回は、別ルートでチャレンジするのも楽しそうだな~なんてワクワクしています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
みなさんの富士登山が安全で充実したものになりますように!
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