日光白根山プレミアムキャンピング

登山日記

連日の猛暑に、登山への熱意が揺らいでいる今日この頃。わきの下にできたイボも落ち着き、いざテント泊!と意気込んでいたものの、熊の出没にビビり散らかし、今年はいまだ一度もテント泊に行けていない状況が続いています。

そんな中で見つけた「日光白根山プレミアムキャンプ」(期日限定開催)!

標高2千メートルの日光白根山ロープウェイ山頂駅でテント泊を楽しみます☆

コース概要・アクセス

日光白根山(2,578m)は百名山としても有名ですが、関東以北最高峰としても知られる名峰。今回、2日目のお天気に恵まれず登頂は断念しましたが、気楽に歩ける「自然散策コース」を楽しみました!

  • 2025年8月23日-24日 一泊二日
  • アクセス方法 電車&バス&ロープウェイ
  • スタート&ゴール地点 ロープウェイ山頂駅
  • 総距離 約1.4km (自然散策コース)

日光白根山ロープウェイバス停までのアクセス

公共交通機関でのアクセスは、栃木県日光湯元温泉⇔日光白根山ロープウェイ⇔群馬県鎌田をつなぐ関越交通の路線バス一択。

この路線は、季節限定かつ土日祝のみの運行なので、計画の際は最新の情報を確認してください。

今回は栃木県日光経由で

日光白根山ロープウェイバス停に最も早く到着するのは、群馬県鎌田7:20発の関越交通バス。ただこの便に乗るには県内の地元民でない限り、沼田周辺での前泊が必要だと思われます。

次は栃木県日光湯元温泉8:20発で、これに接続するバスは、JR日光駅6:52発(東武日光駅 6:55)。どうあがいても間に合わないので、その次の日光湯元温泉10:20発を目指して東武日光駅8:45発の日光湯元温泉行き東武バスに乗車。

乗車前に…東武日光駅とJR日光駅の中間あたりにある「てづくりパン工房せんば」で朝食を購入。駅から3分の場所にファミマがありますが、バス列に並びたいと思うと行く気になれずこちらに。朝8時から開いているのでありがたい。ボリュームもあって値段もお手頃価格。

てづくりパン工房せんば
朝食購入 ボリューム・価格◎!

平常通り東武日光駅を出発した東武バスですが、内心ひやひや。何故なら、日光湯元温泉への到着予定時刻は10:10!そう、乗り換え時間が10分しかないのです。

今回はすんなり予定時刻に到着し接続することができましたが、混雑しがちな日光市街地、厳しい事もあるのでは…? 時間とお金が許すのなら、群馬沼田 or 栃木県宇都宮・日光・湯元温泉などでの前泊が確実なルートかと思われます。

関越交通バスに乗り、日光白根山ロープウェイバス停到着は10:57頃。バスを降りるとすぐ目の前にスキー場の爽やかなグリーンが目に飛び込んできます。

丸沼高原スキー場

日光白根山プレミアムキャンピング

標高2000mの日光白根山ロープウェイ山頂駅でキャンプができるこの企画。2025年は6月から10月までの間に10日間の開催が予定されています。

高所かつ山岳エリアでのキャンプということで、麓のキャンプ場と比べると留意しなければならないポイントがいくつかあります。まずは詳細を簡単にまとめます。

最新の情報は、日光白根山ロープウェイを運営する丸沼高原スキー場公式HPをご確認ください。

基本情報

  • 開催日 グリーンシーズン中の指定日(2025年は年10日)
  • 申込み 開催予定日1か月前から 先着順・完全予約制
  • 宿泊者数 最大40サイト・80名程度 *最低催行人数5名
  • 料 金 大人7,500円 小学生5,000円(ロープウェイ往復券・座禅温泉入浴券付き)
  • チェックイン 8:00~15:30
  • テント設営時間 16:30~翌9:00

利用可能施設

普段はテントを張ることができない山頂駅周辺(標高2000m)をキャンプ地として提供してくれることが企画の主旨にあたります。その際に利用できる施設は以下の通り。

①レストランしらね 正面入口のドアは夜間も施錠されず、トイレ・洗面所・自動販売機が使えます。水場もあり。

レストランしらね
併設のトイレ。きれい! 
レストランしらね横 水場
水場

②カフェ・テラスのテーブル&チェア(荒天格納時は利用不可)

③設営時間外の荷物置き場 チェックインの際にもらえる荷札をつけ、荷物を置いておくことが可能です。無施錠ですので貴重品は置かないように。中はめちゃくちゃ暑い。

荷物置き場 無施錠
荷物置き場 荷札を付けて置く

④雷雨や暴風などの影響でテント泊が困難な場合の屋内避難施設 これはロープウェイ山頂駅のことだったような…うるおぼえでスミマセン。あくまで緊急時。

注意事項

山頂駅は車がアクセスできない山岳エリアであることを留意すること!

  • チェックイン時間・テント設営時間の厳守。
  • ロープウェイの営業終了後、山頂での飲食の提供なし。
  • 自炊の際の携帯ガスコンロ等の使用はOK、木炭や焚火は禁止。
  • ペット不可
  • 夜間山頂エリアにスタッフは不在 など

ロープウェイの営業終了後は、翌日の営業開始時間まで山麓に下る手段はなく、スタッフの方も不在になります。

日光白根山プレミアムキャンピング 1日目

まずはセンターステーション2階でチェックインを済ませ、利用証を手に入れます。

センターステーションは、座禅温泉・売店や飲食施設があつまるメイン施設。ロープウェイ乗り場へも2階のインフォメーションセンター横からアクセスすることができます。

センターステーション1階
センターステーション2階

とりあえず今日のキャンプ地を見に行こう!と思い、ロープウェイへ。

キャンプの利用料金に含まれるロープウェイ往復券の往路券を使います。

ロープウェイ乗り場
正面にそびえる日光白根山!

ロープウェイを降りるとそこには、日光白根山どーーーん!

ロックガーデンと日光白根山

標高2000m地点ということもあり、直射日光は暑いですがどことなく空気はひんやり。そしてそこらじゅうにトンボだらけ。もうビックリするレベルw

山頂駅にある「レストランしらね」でランチ!

2種のソーセージカレープレートに決めた!

正直なところ…ソーセージよりカレーより、ちょこっと添えられているトマトがとんでもなく美味しくて一番ビックリした!片品村産のトマトかな?「冷やしトマト」みたいな単体メニューでも売れるのでは?ってぐらい美味しかったな~!地域性もあるし、新メニューにどうでしょう。

山頂駅には天空カフェと呼ばれるオープンカフェや足湯もあり、のんびり過ごす場所には事欠かない充実具合。

天空カフェ
足湯

山頂駅から自然散策コース周回

食後の腹ごなしに、山頂駅から周回できる自然散策コースへ。

二荒山神社の鳥居をくぐり、登山道へ

二荒山神社でご挨拶をしたら、ゲートをあけて登山道へ。日光白根山へ向かう人も同じゲートを通過します。

自然散策コースは一周 約1.4km(45分)とされ、最も標高の高い場所でもスタート地点との差は50m程。フラットとは言えませんが、ある程度整備されたコースで歩きやすく、気軽にハイキングを楽しむのにうってつけです。

シラビソの木漏れ日に包まれるような、柔らかな緑が気持ち良かったです。

展望スポット…み、みえないw

センターステーション 座禅温泉へ

再度ロープウェイに乗車し、センターステーションへ向かいます。いざ温泉~!

入浴のためにロープウェイで下る際には、係の人にその旨を伝え、チェックイン時にもらう「利用証」を見せることで乗車OK。

ゴンドラが揺れる…軽く乗り物酔いw
座禅温泉13:00~

温泉でさっぱりしたら、売店を物色。日光土産で大好きな甚五郎煎餅があったので購入!バター風味と軽い塩っ気が癖になるソフト煎餅です。

それと、息子が好きそうなパスタスナックを見つけたのでこちらも購入。店員さんおススメらしく、高崎 老舗イタリアンの人気メニューの味を再現したとか。

日光甚五郎煎餅
パスタスナック 

帰宅後、パスタスナックを食べた息子の反応がとても良くて「すごく美味しい!これ好き」と好評でした♪ 市販のスナック菓子にはないようなトマト+海鮮系?のような複雑な旨味に、ベースのパスタの香ばしい風味が相まってとても良い!

16:30~キャンプ説明・設営

利用証を見せて再度ロープウェイで山頂駅へ。

山頂駅には日光白根山方面と足湯方面にライブカメラが設置されています。家族に無事を伝える目的も兼ねて、ライブカメラ自撮り。

「おかんを探せ!」と題してライブカメラのスクショを家族に送り付けるw

おかんを探せ!part1答え

いよいよ16:30になり、キャンプ説明のために人が集まってきました。

16:30 キャンプ説明 集合中

時間になり一通り説明を受け、再度、夜間のスタッフ不在や翌日の営業開始時間まで山麓に下る手段がないことを確認されます。今回の参加者は30名ほど。登山者が多い印象。説明後は各々テント設営へ。

おかんのテントを探せ 答え
MYテント~イラストがお気に入り!

夕食・就寝

今夜はお手軽メニュー!ちょっと最近、山ごはんにかける手間が面倒で…そんな時期もありますよね。

尾西のフリーズドライに、常温保存可能な永谷園の麻婆豆腐!この麻婆豆腐は湯煎で温めました。

麻婆といったらやっぱり永谷園ですよね~やはりちゃんと美味しかったです!ごはんがすすむこと!おすすめ。

そして何を勘違いしたのか…白ワインだと思っていたらスパークリングワインを購入していたみたいで、気づかずにフタを開けたらシュワワワワワワワ~とプチパニック(笑)

食後は読書をしつつ、就寝準備。

1日目は午後から分厚く雲が垂れ込め、期待していた星空は見られなさそうと早めに就寝。しかし深夜0時頃に目が覚め、見上げた夜空には満天の星空が!☆

翌日の日光白根山登山に期待して再度就寝。

日光白根山プレミアムキャンピング 2日目

おはようございます。

あれあれ、どんより曇り空…。起床時は、上の写真よりもっと麓まで雲が厚く垂れ込めていました。

AM5:00 まわりを見渡すと、皆さん粛々とテントを片付け登山口へ。登るんだろうな~スゴイな~どうしよう…。登る予定で登山届も既に出していたのですが…う~ん、こりゃダメだな!と、熊も怖いしで早々に諦めた(笑)

朝食は、いつものラーメン餅。作り方は、2023年はじめてのテント泊ごはん記録/紅葉の三条の湯テント泊に詳細があります。

のんびりテントを乾かし、名残惜しいですが私も撤収!

復路は群馬県鎌田・沼田方面へ

往路と同じく日光方面へ向かうのもアリですが、飲んでみたい群馬の地酒がありまして、それを手に入れるために復路は群馬県鎌田方面へ。

余談ですが、公共交通機関で日光白根山ロープウェイバス停から東京方面へ帰る場合、時間帯にもよりますが、日光経由はいろは坂や日光市街地での交通渋滞に留意する必要があります。過去には、東武日光駅に至る約1.4kmの距離で2時間の渋滞が発生したことも

日光白根山ロープウェイバス停から鎌田方面へ向かうバスは1日3本しかありませんが、鎌田経由でアクセスできる沼田駅や上毛高原駅から新幹線を利用した方が早い場合もあるので、渋滞することを念頭に余裕のある行程がおすすめです。

サマーリュージュ

群馬でとある日本酒を手に入れたい母は、群馬県鎌田行きの関越バス11:01発(湯元から鎌田へ向かう始発便)を待つことに。

山頂駅のロープウェイ運行開始は7:30。

8時を過ぎた頃、名残惜しいですが復路券を使ってロープウェイに乗車し、センターステーションへ下山。

持て余した時間をどうするか…面白そうなサマーリュージュに挑戦!

全長800m・高低差100mのコースを専用カートで一気に下る疾走感が楽しめるこのサマーリュージュ。最高速度は40km/hにも達するとか!

おばさんが1人でカート遊びもなぁ…なんて一抹の気恥ずかしさがあったのですが、今更かと開き直る(笑) センターステーションでチケット(1回券 800円)を購入し、いざ!

雪がなくてもスキーできるんだ~!
リフトに揺られてスタート地点へ

スタート地点で操作方法の説明を受けます。

ハンドルを引くとブレーキ、戻すとスタート。あとは自転車と同じ要領でOK。いざ!

早いぃぃぃぃぃぃー!笑

楽しいぃぃぃぃぃー!笑

想像の100倍楽しかった!これはやってみないと分からない!

丸沼高原涼水
冷たくておいしい湧水

スキーには縁がなかったこともあり、サマーゲレンデを滑走していく様子が珍しくて、眺めながらコーヒーを飲んだりでだいぶ時間が経ってしまいました。

敷地内には湧水もあって、冷たく美味しかったです。

サマーリュージュは主人と息子が興味を示したので、今度は家族旅行で訪れたいと思います♪

道の駅 尾瀬かたしな

予定通り、日光白根山ロープウェイ11:01発の関越交通バスに乗って鎌田へ。終点の鎌田バス停ひとつ手前、道の駅尾瀬かたしな前バス停で下車します。

道の駅 尾瀬かたしな
めちゃくちゃ綺麗なトイレ!

私の目的は、永井酒造株式会社のつくる「水芭蕉」というシリーズの日本酒を手に入れること!その中でもできれば、純米吟醸辛口スパークリング!

しかしながら、大本命の日本酒は置いておらず…。しかし、純米吟醸とひやおろしを買えたので良しとしよう!レビューはまた後日♪ 最近は、バター醤油のとうもろこし×日本酒にドはまり中で、またもや美味しそうなとうもろこしを発見!これは買わねば!

おだんごを食べながら沼田へ向かう路線バスを待ちます。

足湯も!
かたしな食堂

そうそう、片品村に着いてバスから降りた時の暑さは衝撃的でした…!キャンプをさせてもらった丸沼高原はとても涼しく、たった1日の滞在でしたがうっかり暑さを忘れていました…(笑)

そして順調にバスを乗り継ぎ、沼田駅からはゆっくり在来線で家路へ。

充実した一泊二日の旅でした~♪

今回登れなかった日光白根山に再挑戦したい思いもありますが、次回は家族を連れて丸沼高原を訪れたい!我が家がよく訪れる朝霧高原とはまた違う、山岳エリアでしか味わえない素朴で雄大な自然美を感じてくれたらな…と、母は絶賛計画中。丸沼高原の魅力を知るきっかけをくれた「日光白根山プレミアムキャンピング」、本当に良かった!またいつか、機会を合わせて参加したいと思います♪

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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